西ま帆院長インタビュー

西ま帆院長インタビュー

院長インタビュー

棚にぎっしりと並べられた膨大なカルテの数を見ると、どれほど地域住民から頼られているのか想像できる。患者を愛し、患者から愛される東戸塚の女医である「にし眼科クリニック」院長の西ま帆(にし まほ)先生。治療や患者の話を楽しそうに、時に真剣な表情で話す姿が印象的だ。東戸塚駅前で開院してから13年、地域の眼科医として患者との付き合いも長く、そのありがたみと、瞳を診るということの責任を感じる日々を送っているという。院内はバリアフリーで入りやすく、気さくな雰囲気でありながら高度な機器を導入するなど、医療への意欲がそこかしこに見受けられる。自身の治療への志、そして患者やスタッフへの思いについて、たくさんのお話を聞いてきた。
(取材日2015年12月1日)

瞳の美しさに魅せられ、眼科医の道へ

瞳の美しさに魅せられ、眼科医の道へ

―先生が眼科医の道を選んだ理由はなんでしょうか。

それは、私が医学部生だった頃の実習体験にあります。眼科医である恩師の手術に参加し、機器を通して患者さまの瞳を立体的に診た時、そのあまりの美しさに感動してしまいました。瞳にも凹凸や色味に個人差があって、それは年齢差であったり、アジアと欧米の人間では異なる特徴を持っているなど、奥が深いのです。とりわけ赤ちゃんや小さなお子さんの瞳はすごく綺麗で……瞳の中に、宇宙的な広がりを感じました。それが、私が眼科医をめざした大きなきっかけです。

―クリニックには赤ちゃんも来院されるのですか?

生後数週の赤ちゃんから、お年寄りまでと患者さまの年齡や男女差に偏りはないですね。赤ちゃんの場合、ご自宅で遊んでいる時に目をぶつけてしまったといったアクシデントや、目やにで受診されることが多いです。また、スポーツをなさるお子さんも打撲などの外傷が多いです。昼間はご年配の患者さまが白内障や緑内障の定期検査に、午後は小さなお子さんが視力検査に、そして夕方以降は会社帰りの方々が疲れ目など目に関する相談に……といった具合に、時間帯によって来院される患者さまの特徴はありますね。多くの患者さまに来院していただいて、とても光栄に思います。

―クリニックはバリアフリー仕様になっているのですね。

瞳の美しさに魅せられ、眼科医の道へ

当院は駅前という立地の良い場所で、歩道に面した1階で開業することになったので、それなら、アクセス面だけでなく、機能面や心理面から見ても、誰もが通いやすい医院にしようと決めました。そのためにバリアフリーにして、さらに待合室の通路を広くしています。そうすることで、車いすで来院される方も診察室までスムーズに移動できます。そして、スタッフは私を含め全員女性ですから、優しい雰囲気が出るよう、院内は白とピンクで柔らかな色合いにしました。突然のけがや、目の悩みで不安な気持ちでいらっしゃる患者さまに少しでも安心していただくために、医院の構造から雰囲気まで、できることを工夫して、日々、より良い医院の環境をめざしています。

高性能機器の導入や、他院との連携による手厚い診療

高性能機器の導入や、他院との連携による手厚い診療

―院内の設備にもこだわっていると聞きました。

患者さまそれぞれが抱えている瞳のお悩みはさまざまです。そのため、幅広い対応を実現するために機器の導入にも力を入れています。中でもOCT(光干渉断層計)は、眼内のCTやMRIともいえます。これまでの眼底検査では網膜の表面しかわかりませんでしたが、OCTでは網膜の断層を撮影出来るので、表面に出てくる前のわずかな変化を発見することが出来るのです。そのため、黄斑変性などの網膜病変や、緑内障をかなり早い段階で診断して治療を開始することが出来ます。また、写真を撮るだけなので数秒で済みますし、放射線を使用していないので安全で痛みもありません。目の健康診断だと思って気軽に安心して来院していただきたいですね。

―他医院さんとも連携した診療を実践しているそうですが。

例えば、白内障の手術が必要な患者さまに関しては、信頼してお任せできる医院や病院へ紹介しています。また、例えば結膜炎の検査でいらした患者さまの目を診た際に、眼底出血を発見することがあります。その際は近隣の内科の先生をご紹介させていただき、その結果、糖尿病や高血圧が診断されることもあります。目は心の窓であるだけでなく、体の窓でもあるのです。逆に、内科から糖尿病網膜症の有無のチェックのために当院に糖尿病の患者さまをご紹介いただく場合もあります。

―もう一人、女性医師がいらっしゃると伺いました。

はい。上田佐野香(うえた さやか)先生ですね。親身な問診から的確な診断、すばやい治療と、とても頼もしいドクターです。10年ほど前に私が体調を崩してしまい、医院をお休みすることを余儀なくされた時に、知人の紹介で知り合いました。患者さまからも「気さくで話しやすい」、「質問しやすいし、丁寧に答えてくれる」と好評いただいています。週の半分は上田先生が診察を担当します。当院では、医師はもちろんのこと受付や視力検査員といったスタッフ一同、患者さまが安心して診療を受けられるよう、気遣いを大切にしたクリニックをめざしています。クリニックの人間と患者さまが一つになれる診療を心掛けていますので、お困りのことは何でもご相談いただきたいですね。

信頼される喜びと、責任を感じる診療を重ねて

信頼される喜びと、責任を感じる診療を重ねて

―先生が日々の診療で心掛けていることは?

当然のことですが、患者さまを大事にすることです。どれだけ優れた機器で診察し、結果異常がみられなくても、患者さまが不調を訴えられている以上は、機器だけでは判断できない原因があると思うのです。「検査に異常はないから、大丈夫ですよ」と安易に伝えるのではなく、患者さまのお話に耳を傾けて、不調の原因を一緒に考える姿勢を大切にしています。また、一週間で治る結膜炎から、一生点眼を続ける緑内障まで、眼科の治療は基本的には点眼治療ですが、忙しい日々の中で、毎日何回も点眼をすることは大変なことです。しかし、大切な目を守っていただくためには、何としても用法を守っていただかなくてはいけません。そのために、点眼行為がその患者さまの生活の一部になり、治療を継続していただくためにはどうしたらよいかを、常に意識するようにしています。

―小さなお子さんにとっても検査は重要ですよね。

お子さんの視力検査は、できるだけ早い段階で受けることを強くお勧めします。先天的に視力が良くないお子さんの場合、それが当たり前の状態であるため、「自分は視力が低い」という自覚がありません。より幼い年齢の方が、視力の成長を促しやすいため、理想としては、3歳までに視力に異常がないか斜視などがないか見極めておきたいところです。そして、視力に異常があったとしても、早期のフォローによって小学生になる前までに、視力を成長させておきたいところです。また、学校検診の義務ではない色覚検査も大切です。色覚に異常があった場合でも、それに気づかず成長してしまうケースは多くあります。色覚の異常は、めざす職業によっては大きな壁となってしまうこともあります。ですから、早い段階でご自分の瞳のことを知ってもらいたいのです。

―すっかり地域に根付いたクリニックとなられ、今、どのような思いでいらっしゃいますか?

信頼される喜びと、責任を感じる診療を重ねて

おかげさまで、当院は開業から13年が経ちました。開業して初めて当院に入ってきた患者さまは、小学生のお子さんでした。その子は、今でも当院に足を運んでくれています。もう20代の立派な大人になっていて、その姿を見ることはうれしくもありますし、かかりつけ医として感慨深いですね。ご年配の患者さまからは娘のように、また年下の患者さまからはお姉さんのように接してもらって……すごくありがたいことです。おじい様おばあ様からお孫さんまでの3世代にわたって通ってくださっているご家族もたくさんいらっしゃいます。そんな風に多くの方と長く付き合っていくことは光栄ですし、その一方で「この患者さまの瞳は私が診ていくのだ」という責任を感じます。瞳を思いやって、皆さんが目にする景色をもっと良いものに変えていければ。当院の診療を通して、そんな喜びを患者さまに感じてもらえたなら、眼科医としてこんな幸せはありませんね。

アクセスマップ
アクセス

JR東戸塚駅東口から徒歩3分

住所

神奈川県横浜市戸塚区品濃町517-1
ニューシティ東戸塚パークハウス南の街1F

電話番号

045-828-4107

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